エフエム京都放送番組審議会レポート
放送番組の適正を図るために毎月1回、各界の有識者からなる委員によって放送番組が審議されています。
α-STATIONでは、この結果を踏まえて今後のより良い番組に努めております。
・放送局
森津晃四郎(編成制作部)
関屋誠(番組審議会事務局長)
福田ちづる(番組審議会事務局)
[番組の概要]
今回の審議対象は、映画監督井筒和幸監督がDJを務め、時事、映画、音楽、文化などの話題をパーソナリティー性
溢れる語り口で進行する音楽情報番組です。今回は、4月21日放送分が審議対象となりました。
[放送日時]
2006年4月21日(土) 午前0時~午前1時
・FMラジオとAMラジオの境目がわからなくなるほどAMラジオ的な印象を受けました。
楽しめる内容でしたがエフエム京都の今までの番組とはイメージが異なる番組で驚きました。
・井筒監督のトークが毒舌で、非常に楽しめる内容でした。
ただ井筒監督を知らないリスナーが聴いた場合、どういった印象を持つか気になりました。
・ラジオは基本的に主役が音楽などの番組素材なのか、DJなのかで位置づけが変わってくると思います。
この番組は、あくまでもDJが主役の番組だと思います。また、今後のFMラジオの在り方を問いかけているのではないでしょうか。
・井筒監督の話は面白く、「井筒監督のトークショー」といえる番組だと思います。
私のラジオのイメージは「FMは軽い」「AMは重い」という印象がありますが、この番組は軽い中で、
時事ネタをどう深く聴かせるかを狙っているのではないかと思います。
・人名、地名などに事前に振り仮名を振っておくなどネタの事前確認をしておく必要があると感じました。
また番組内でDJが生放送について強調していましたが、ポッドキャスティングなど人それぞれのライフ
スタイルに合わせて番組が聴かれる時代になってきていると思います。