【もうひとつの京都】地域情報発信コーナー【Kyoto Side】
このコーナーは、皆さん、よくご存知の「古都京都」……だけでなく、
京都府北部・中部・南部のいわゆる「もうひとつの京都」エリアに注目!
茶畑が広がる、宇治茶の産地……南部の「お茶の京都」。
自然豊かで里山の風景が美しい……中部の「森の京都」。
美しい海の景観が楽しめる………北部の「海の京都」。
清らかな竹林が広がる………「竹の里・乙訓」。
「KYOTO SIDE」は、この「もうひとつの京都」エリアを中心に、
観光、グルメ、イベント情報など、
まだまだ知られざる京都府の魅力や情報を発信し、
共有していく地域情報発信WEBサイトです。
このwebサイト「KYOTO SIDE」をもとに、
旬の情報をご紹介していくコーナーです。
突然ですが、みなさん、
「魔法瓶サーモス」のテレビCM「美山・かやぶき篇」を見たことありますか?
実は、あのCMに登場する新人女性茅葺き職人さん、
森の京都エリア「南丹市美山町」にある
「美山茅葺株式会社」の従業員の方なんだそうです!
そんな彼女のお名前は「岡祐紀さん」。
今日は、web「KYOTO SIDE」の記事
「【CMで話題】美山かやぶきの里、女性茅葺き職人に直撃してしてみた!」から、
思わず「へぇ〜」となる茅葺の豆知識と、
岡さんが茅葺職人になったきっかけをご紹介したいと思います。
まずみなさん、茅葺屋根の素材ってそもそも何なのかご存知ですか?
「え?カヤっていう植物でしょ」と思いますよね〜。
・・・でもそれは間違い!
「カヤ」というのは「ススキ」や「ヨシ」「イナワラ」など、
屋根を葺く植物の総称で、
「カヤ」という名前の植物は存在しないんだそうです。
「美山」ではススキが使われており、
1棟の屋根をまるまる葺くのに必要な量は、10トントラック5〜6台分。
吹き替えのスパンは15年に1回ほどで、
屋根全部を一気に吹き替えるのではなく、
1面ずつ葺き替えるのが「美山」のスタンダードなんだそうです。
ちなみに「茅葺の家」は、
「カヤ」が調湿、断熱、遮音してくれるので、実はとっても快適。
夏は涼しく冬は暖かで、「究極のエコ住宅」とも言われているそうですよ。
さて、そんな「茅葺」の世界に「岡さん」が飛び込んだのはおよそ3年前。
建築士であるお父さんに憧れて、
大学で建築の勉強をされていたんですが、
4回生の時、「美山」の茅葺屋根のカヤを刈り取るワークショップに参加。
それが大きな転機になったそうです。
「岡さん」曰く「茅葺職人の話を聞いてビビッときた」とのこと。
その後、実際に現場でアルバイトをされ、
金色に輝く茅葺に感動して入社を決意されたそうです。
そんな「岡さん」が尊敬するのは、
務める会社の社長で親方の「中野誠さん」。
「イギリス」で出会った茅葺屋根の村に心打たれ、
ふるさと「美山」で茅葺職人となり、会社を立ち上げた情熱の人です。
そんな親方の夢は「美山を世界遺産にすること」。
一緒にその夢を追いかけ、ひた向きに頑張る「岡さん」の姿は、
若者が目指す場所となったイマドキの田舎、
そして「美山」の未来の象徴なのかもしれません。
本日ご紹介した「美山かやぶきの里」こと「美山町 北村」は、
京都府下に7つしかない国の重要伝統的建造物群保存地区の一つ。
39棟の茅葺屋根の家が立ち並び、日本の原風景を楽しむことができます。
JRとバスでおよそ2時間なので、プチ旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
暦の上ではもう秋とはいえ、まだまだ熱中症には要注意。
お出かけの際は、暑さを避けて水分・塩分をこまめに補給してくださいね。
海・森・お茶の京都、そして竹の里・乙訓。
「もうひとつの京都」と呼ばれるこのエリアには、
まだまだ知られていない、素敵なスポットがたくさんあります。
このコーナーでは、そんな地域の魅力を発信するwebサイト
「KYOTO SIDE」に掲載されている旬の情報をご紹介していきます。
webサイト「KYOTO SIDE」の方もとっても見やすく、とても分かりやすいです。
さらに、Facebook、Twitter、Instagramもありますので、
みなさんが見やすいものをチョイスしてみてください。
季節や時間によって色々な景色を見せてくれる京都。
このサイトを片手に、
京都をすみずみまで歩いて食べて見て体験してみてください。
あなたの知らない京都がここに詰まっています。
京都府内の穴場やグルメなどオススメの情報も多数掲載されていますので、
ぜひ、ご覧になってくださいね!
↓ホームページはコチラとなっています↓
https://www.kyotoside.jp/
リスナーの皆さんも、
「もうひとつの京都」のオススメスポットや穴場スポットなどありましたら、
ぜひ、番組宛てにメッセージをお寄せください。