【もうひとつの京都】地域情報発信コーナー【Kyoto Side】

2019.06.14

このコーナーは、皆さん、よくご存知の「古都京都」……だけでなく、
京都府北部・中部・南部のいわゆる「もうひとつの京都」エリアに注目!
茶畑が広がる、宇治茶の産地……南部の「お茶の京都」。
自然豊かで里山の風景が美しい……中部の「森の京都」。
美しい海の景観が楽しめる………北部の「海の京都」。
清らかな竹林が広がる………「竹の里・乙訓」。
KYOTO SIDE」は、この「もうひとつの京都」エリアを中心に、
観光、グルメ、イベント情報など、
まだまだ知られざる京都府の魅力や情報を発信し、
共有していく地域情報発信WEBサイトです。
このwebサイト「KYOTO SIDE」をもとに、
旬の情報をご紹介していくコーナーです。

今回は梅雨シーズンのいや〜な気分を吹き飛ばす、
ネットでちょっと話題のスポットをご紹介したいと思います。

その場所の名前は、福知山市の丹州観音寺
1300年近くの歴史がある古刹で、
「関西花の寺」の一番札所です。

早速、この時期のお花の見どころをご紹介……と思いきや、
今回、注目したいのは、こちらのお寺にあるユニークな展望台!
その名も「なげきの展望台」です。
いったい誰が、どんなことを嘆いたのか、気になりますよね。
それでは、web「KYOTO SIDE」を見ていきましょう。

なげきの展望台があるのは、お寺の裏山の中腹。
標高およそ80mのところだそうです。
京都タワーが高さ131mですから、
決してすごく高い!というわけではありませんが、くさっても展望台。
多くの参拝者は「気持ちがいい景色が眺められるのだろう」と、足を運びました。
しかし、たどり着いた先に広がるのは、一面の雑木林。
遠くの山々はおろか近くの景色すらまともに見られませんでした。
「せっかく登ったのに…、何も見えへんやないかーい!」
嘆いていたのは、眺望を楽しみにしていた参拝者だったんですね。
じつは、このスペースは、もともと電力会社の鉄柱が立っていた場所。
10年前に整備され、今の姿になったのだそうです。
参拝者の嘆きを聞いた観音寺のご住職は、心を痛めていたそうですが、
ある日、ふと数多の中に言葉が浮かびました。

「苦労を乗り越えた先に何かあると期待をしてしまうが、『何もない』のも人生。
しかし、『何もない』とは『無事』なこと。
自然災害や戦争に遭うことなく平穏に生きられるのが一番の幸せじゃないか。」

そして、その言葉をまとめ、展望台に掲示したところ、嘆きの声は減少。
80を過ぎて展望台までたどり着けた喜びや、
子どもの無事を願ったという前向きな感想が聞かれるようになったそうです。
ちなみに、この展望台へ続く階段は108段。
意図したわけではなく、
たまたま仏教でいわれる煩悩の数と同じだったそうです。
一段上がるたび、煩悩を一つずつ落とす。
そしてたどり着いた先で、「無事であること」に感謝する。

観音寺の展望台は、決して嘆くためのものではなく、
自分を省みさせてくれる、ありがたい展望台だったんですね。
そんな観音寺は、およそ100種・1万株のあじさいが咲き乱れる
「あじさい寺」として知られています。
6月23日・日曜日には、「あじさいまつり」も開催されるので、
展望台とあわせて、楽しんでみてはいかがでしょうか。

海・森・お茶の京都、そして竹の里・乙訓。
「もうひとつの京都」と呼ばれるこのエリアには、
まだまだ知られていない、素敵なスポットがたくさんあります。
このコーナーでは、そんな地域の魅力を発信するwebサイト
KYOTO SIDE」に掲載されている旬の情報をご紹介していきます。
webサイト「KYOTO SIDE」の方もとっても見やすく、とても分かりやすいです。
さらに、Facebook、Twitter、Instagramもありますので、
みなさんが見やすいものをチョイスしてみてください。
季節や時間によって色々な景色を見せてくれる京都。
このサイトを片手に、
京都をすみずみまで歩いて食べて見て体験してみてください。
あなたの知らない京都がここに詰まっています。
京都府内の穴場やグルメなどオススメの情報も多数掲載されていますので、
ぜひ、ご覧になってくださいね!
↓ホームページはコチラとなっています↓
https://www.kyotoside.jp/

リスナーの皆さんも、
「もうひとつの京都」のオススメスポットや穴場スポットなどありましたら、
ぜひ、番組宛てにメッセージをお寄せください。

goTop