新コーナー「Kyoto Side」

2019.04.05

このコーナーは、皆さん、よくご存知の「古都京都」……だけでなく、
京都府北部・中部・南部のいわゆる「もうひとつの京都」エリアに注目!
茶畑が広がる、宇治茶の産地……南部の「お茶の京都」。
自然豊かで里山の風景が美しい……中部の「森の京都」。
美しい海の景観が楽しめる………北部の「海の京都」。
清らかな竹林が広がる………「竹の里・乙訓」。
KYOTO SIDE」は、この「もうひとつの京都」エリアを中心に、
観光、グルメ、イベント情報など、
まだまだ知られざる京都府の魅力や情報を発信し、
共有していく地域情報発信WEBサイトです。
このwebサイト「KYOTO SIDE」をもとに、
旬の情報をご紹介していくコーナーです。

今日お届けするのは……なんと、一年中「桜」が楽しめるという神秘の場所!
亀岡市薭田野町にある積善寺と桜天満宮です。
こちらで見られるのは、桜は桜でも、石の中に輝く珍しい桜。
その名も「桜石」という鉱石なんです。

桜石のもとになっているのは「アイオライト」という鉱物がつくる六角柱の結晶。
それが長い時間をかけて、結晶の形を残したまま分解。
中身が白雲母などの別の鉱物に置き換わり、
断面が桜の形になるそうです。
実は、この神秘的な亀岡の桜石は、その由来も神秘的みたいですね。
物語の主人公は、梅を愛したことで知られる菅原道真。
皆さん、道真が大宰府に流されたのはご存知だと思いますが、その時、
亀岡出身のとある家臣が、形見として、道真から桜の木をもらったそうです。
家臣はその桜を地元に植え、
のちに、少し離れた場所に道真を祀るお社も建てました。

そして、それからおよそ300年。
家臣の子孫と、積善寺の住職の夢枕に道真が立ち、
「積善寺に社を移してほしい」と頼みます。
そこで、お寺の境内にお社を移し、天満宮を建てると、
なんとそれ以来、地面から桜の花模様の石が出るようになった……のだとか。
梅ではなく、桜にまつわる道真のストーリーって初めて聞きましたが、
亀岡にこんな伝説が残ってたんですね〜!!
世界的にも珍しいこの桜石は、日本の他の地域でも産出されるそうです……が、
比較的結晶を得られやすく、形がよく保存されているのは、
ここ、亀岡がダントツ!
その貴重さから国の天然記念物に指定されています。
場所によっては採取が禁止されているので、ご注意くださいね。

ちなみに、積善寺には岩石に入った状態の桜石や、
境内で拾われた桜石も展示されているそうなので、
そちらを見学にいくのもおすすめ!
近隣には湯の花温泉もありますし、
今年のお花見はぜひ亀岡で、一風変わった桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

海・森・お茶の京都、そして竹の里・乙訓。
「もうひとつの京都」と呼ばれるこのエリアには、
まだまだ知られていない、素敵なスポットがたくさんあります。
このコーナーでは、そんな地域の魅力を発信するwebサイト
KYOTO SIDE」に掲載されている旬の情報をご紹介していきます。
webサイト「KYOTO SIDE」の方もとっても見やすく、とても分かりやすいです。
さらに、Facebook、Twitter、Instagramもありますので、
みなさんが見やすいものをチョイスしてみてください。
季節や時間によって色々な景色を見せてくれる京都。
このサイトを片手に、
京都をすみずみまで歩いて食べて見て体験してみてください。
あなたの知らない京都がここに詰まっています。
webサイト「KYOTO SIDE」では、桜石の詳しい説明に加えて、
実際に石を探したときのレポートなども紹介されています。
また、現在、京都府内各地で桜が見頃をむかえています。
京都府内の桜の開花状況一覧、
穴場やグルメなどオススメの桜情報も多数掲載されていますので、
ぜひ、ご覧になってくださいね!
↓ホームページはコチラとなっています↓
https://www.kyotoside.jp/

リスナーの皆さんも、
「もうひとつの京都」のオススメスポットや穴場スポットなどありましたら、
ぜひ、番組宛てにメッセージをお寄せください。

 

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