Kyoto Medical Talk☆ 井上健先生

2023.08.23

4月から毎週水曜日、歴史と伝統を誇る「京都府立医科大学」の先生をお招きし、
専門分野についてお伺いするコーナー「Kyoto Medical Talk」

今日は、「京都府立医科大学」大学院医学研究科 消化器内科学 
学内講師の井上健先生をスタジオにお迎えし、
【夏の胃腸の不調をテーマにお話を伺いました。

最近の猛暑で夏バテになっているという方も多いと思います。
やはり夏バテから胃腸の調子が悪くなるということはあるそうです。
原因として、冷たいものを多く摂取することからの、胃腸の冷えが原因で、
症状として、胃腸の蠕動機能や消化機能の低下や、食欲低下、
嘔吐、下痢などの症状が発生します。

夏バテは、自律神経にも影響があり、
胃腸は自律神経の影響を普段から強く受けています。
自律神経(交感神経と副交感神経)が、
気温の上昇に応じて血管を広げて汗として熱を逃がし、
気温の低下に合わせて、血管を縮めて熱を保つことで体温を一定に調節しています。
しかし、夏の暑さや冷房などの影響で、この自律神経の調節に問題が起こります。
夏の暑さや冷房などの影響で自律神経がオーバーワークになると、
体温調節のバランスが乱れて、体の随所に様々な不調を引き起こします。

この酷暑の夏、どうしても冷たいものを欲しがって、偏ってしまいがちですが、
そんな時の工夫や気を付けることとして、三食をバランス良く食べる、
たんぱく質が不足しないように、肉・魚・大豆類・乳製品を摂取するなど、
しっかりとした食事をとることが大切になります。
また、カレーライスなど、夏はちょっと刺激的な辛さを食べることも大切で、
血流が良くなります。

 

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