Kyoto Medical Talk☆ 池谷博先生

2023.08.16

4月から毎週水曜日、歴史と伝統を誇る「京都府立医科大学」の先生をお招きし、
専門分野についてお伺いするコーナー「Kyoto Medical Talk」

今日は、「京都府立医科大学」大学院医学研究科 法医学・医学生命倫理学 教授で
京都府立医科大学附属図書館長の池谷博先生をスタジオにお迎えし、
【附属図書館の役割と広小路キャンパス活性化プロジェクトをテーマに
お話を伺いました。

池谷先生は、京都府立医科大学附属図書館の館長でもあるということで、
今日は、その図書館についてお話をお伺いしました。
医科大学にある図書館、普段あまり関わることの少ない場所ですが、
この図書館の重要性についてお話をお聞きしました。

大学図書館は、高校の図書館や公共図書館とはまた違います。
府立医科大学附属図書館の一番の特色は、医学の専門図書館であるということです。
所蔵している資料のほとんどが医学関連の資料で、8割が逐次刊行物です。
歴史は古く、1890年(明治23年)にさかのぼります。
当時の貴重な医学書や古文献を豊富に残す全国でも数少ない図書館です。
蔵書数は約20万冊、学術雑誌は約8,400種類を所蔵し、
電子ジャーナルは、約12,000タイトル以上を提供しています。
その中でも特に厳重に保管されているのが、5千冊の貴重書です。
全国の大学でもここにしかない貴重な図書もあります。
府立医大附属図書館は、大学本来の目的である高等教育と学研研究活動を支える
貴重な学術情報基盤であり、
大学にとっては必要不可欠な機能を持つ大学の中核となる施設です。

ご利用に関しては、学内の人はもちろんのこと、
学外の人、京都府に勤めているような人でも、
この府立医大の附属図書館を無料で利用することができます。
これ以外の人は申請などが必要になります。

医学生の皆さんにとって、そして患者さん、そのご家庭にとっても
大切な場所である府立医大の附属図書館ですが、
図書館がある図書館・合同講義棟は、創立120周年の年に、
府立医大病院と京都御所の間に位置する「広小路キャンパス」に完成しました。
また、この7月から『広小路キャンパス活性化プロジェクト』に取り組んでいます。
大学では『広小路キャンパス活性化プロジェクト』をHPを通じて、
随時発信しており、
学生が優秀な医療人として府域の地域医療を担い続けることを目指しています。
ぜひご覧ください。

 

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