『air museum』京都市京セラ美術館 学芸課 学芸員の長尾衣里子さんをお迎えしました♪

20210430

air museum(エア・ミュージアム)

このコーナーは毎月最終水曜日(16時30分頃~)に、
左京区岡崎にある「京都市京セラ美術館」で開催される
展覧会や様々なイベント
そして「京都市京セラ美術館」の魅力をたっぷりとご紹介します!

今日は 京都市京セラ美術館 学芸課 学芸員の
長尾衣里子さんをスタジオにお迎えしました!

airmuseumゲストさんお写真

長尾さんは、京都市京セラ美術館に勤め始めて、今度の7月で2年。
専門は、1968年以降の現代美術。
美術館に勤め始めてからは京都の近現代美術について
展覧会を企画されています。

今回は京都市京セラ美術館の「コレクションルーム春期」
見逃せない貴重な名品について長尾さんと一緒に紹介しました。

名品①『菊池芳文《春の夕・霜の朝》明治361903)年 絹本着色屏風 八曲一双

菊池芳文さんは、「花鳥画の芳文」と評されほど、
桜を描く名手として知られています。
この作品は、(左隻:冬の名残 右隻:春のはじまり)
対の絵画としてよく考えられていて、
余白を大胆に使う斬新な構図で、桜/鳥/木の幹や枝の描写など
高度な技術力が駆使されています。

名品②『菊池契月《散策》昭和9(1934)年 絹本着色 額

菊池契月さんは、菊池芳文さんの弟子で、師の娘婿となり、
菊池姓に改姓しました。
当時流行していた橙色を基調とした縦縞の着物。
この着物を着た短髪の少女が洋犬と散歩をする、
当時とてもモダンであった風景です。。

モデルとなったのは、結婚したばかりの息子の若い嫁。
作者の華やいだ心境が表れているようです。

長尾さんが特に好きな作品は・・
吉原英雄《彼女は空に》昭和43(1968)年 リトグラフ エッチング 紙 額

《青春のその先へ》というコーナーで、
未来へ向かう若者の心情とリンクする作品として選定しました。
希望や夢に満ち溢れた前向きな姿だけではなく、
不安や孤独、集団に埋没してしまいがちといった
若者のリアリティを感じられる作品。

平坦なスカイブルーの色面に,エッチングの
鋭いモノクロームの線で
シャツとジーンズを着た女性の姿が描かれています。
顔の部分から上方向に向かって青、赤、黄の帯が
描かれているので、彼女の顔は見えません。
抽象(幾何学構成)に具象イメージ(若い女性)が
描かれるといったポップな表現ですが、
大衆社会に生きる若者の匿名性や存在感の希薄さを告げているようです。

さらに!「コレクションルーム春期」のレアなお話についても伺いました✨
詳しくは radikoタイムフリーで👂
https://radiko.jp/share/?sid=ALPHA-STATION&t=20210430121052


コレクションルーム春期』の会期は、620日(日)まで。
6月26日(土)からは、夏期がスタートします。

京都市京セラ美術館は、展覧会も魅力なんですが
その場で過ごす時間もゆったり楽しめるスポットになっています。

敷地内にあるお庭やテラスでお弁当を広げて
くつろげるエリアもあるのでお天気のいい日はぜひ、
ピクニック気分でお出かけするのもいいんじゃないでしょうか。

「京都市京セラ美術館」にお越しになる際は、
日時指定の前売りオンラインチケットの購入が便利です。

事前にパソコン・スマートフォン等から
オンラインでご購入いただけるようになりました。
当日チケットカウンターに並ぶ必要がありませんので、
ぜひご利用ください。

購入・詳細は「京都市京セラ美術館」の
公式ウェブサイトのTOPページ
「オンラインチケット」ボタンからご覧ください。

なお、引き続きカフェ、ミュージアムショップ、
ザ・トライアングルなどの無料エリアは
チケットなしでご利用いただけます。
岡崎エリアに来た際は、ふらっとお気軽にお越しください。

※ご来館の際は、マスクの着用をお願いいたします。

 

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