『SPRITE INTERVIEW』 GUEST 「林宗一郎さん」
本日のゲストは、世界最古ともいわれる日本オリジナルの舞台芸術「能」に携わる方でした。
京都観世流の「五軒家」のうち、現在まで唯一残る林家の14代目当主でいらっしゃいます、能楽師の林宗一郎さんにお話を伺いました。
「能」というのはとても歴史が古く、今から約1300年前に、中国から日本に伝えられた「散楽」という芸能が、日本の人々によって変化していって現在の姿になったと言われています。
そしてここ京都は、江戸時代の長きにわたり能の観世流・京都所司代とまでいわれた片山家を頂点とする京都観世流「五軒家(林家、岩井家、浅野家、薗家、井上家)」の地であり、宗一郎さんは唯一残る林家の当主、いわば京都の能を背負って立つ方です。
そして林さんは能の演者さんの中でも「シテ」という主役に当たる方なんだそうです。
ちなみに、準主役に当たる方は「ツレ」といって、「私のツレが~」なんて言うときの「ツレ」はここから来ているんですって!
なるほど、へぇ~ですよね。
さらにありますよ!
「板につく」ということわざ
能の舞台は基本的にすり足で歩くそうなのですが、そのすり足に慣れてきて「能舞台の床板と足がきちんと触れ合っている」ことから、板につくと言われるようになったそうです。
どうでしょう?
「能楽」が一気に身近になってきましたでしょうか?
興味が出てきた!もっと知りたい!という方は林宗一郎さんのホームページをご覧ください。
SPRITE INTERVIEW来週もお楽しみに。