『SPRITE INTERVIEW』 GUEST 「玉田玉秀斎さん」
今日お招きしましたのは、得意の語学を活かした講談から、ジャズとの融合までさまざまな挑戦をされている、関西の人気講談師「四代目 玉田玉秀斎」さんです。
玉秀斎さんは大阪市平野区のご出身で、高校時代はスウェーデンに長期留学され、帰国後は大阪市立大学で法学を学ばれました。その後、新聞の3行広告「講談塾生募集」の記事をたまたまご覧になって「人生初の講談」に出会われ、その3か月後に旭堂小南陵さん(現在の四代目旭堂南陵さん)に弟子入りされました。ポルトガル語や英語での講談や、ジャズやシャンソンといった音楽とのコラボ講談など、さまざまな挑戦をされています。
「講談」と「落語」の違いについて、「落語」は落ちが必ずあり、登場人物のほとんどが架空の人物に対して、「講談」は人の歴史を語るのが本来の姿で、例えば豊臣秀吉の歴史などについてお話されています。一つのお話がとても長いのが特徴で、豊臣秀吉の場合はなんと700時間ほどあるとのことです。イメージは「映画を聞く」なんだそうです。
2004年にブラジルでポルトガル語で外国語講談をされたのを皮切りに、京都産業大学で講師をされたり、JAZZとのコラボといった新しい取り組みを次々と生み出されています。
さて、お正月の放送ということで、今日は特別に玉秀斎さんに講談をしていただきました。
今回はルイ・アームストロングさんの人生を語る「ルイ・アームストロング、What A Wonderful World」非常に面白おかしく、スタジオでスタッフ一同大笑いしておりました。
さて、今年から京都劇場のプロデュースで『よみがえる京都講談 玉田玉秀斎の「京都がたり」』と題したシリーズ公演をスタートされます。
残念ながら、本公演、追加公演ともチケット完売が完売していますが、3月16日、17日の講演分は1月28日にチケットが発売されますので、皆さまこの機会にぜひ玉秀斎さんの講演をお楽しみください。
さらに、2月5日(水)に大阪のブリーゼプラザ小ホールで19時から「ジャズ講談 名曲で綴る1964(イチキュウロクヨン)~東京オリンピックのあった年~」が開催されます。チケットはチケットぴあ、ローソンチケットなどでどうぞ。
改めまして、本日のゲストは講談師の四代目 玉田玉秀斎さんでした。