TODAY’S BLEND
明日・3月3日は「ひな祭り」ですね。
今ラジオをお聴きのみなさんのおうちでもおひな様を飾っているというご家庭も
多いのではないでしょうか?
女の子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事ですが、
その起源は古代中国起こった「上巳節」にさかのぼると言われています。
「上巳」とは3月上旬の巳^の日という意味で、
季節の変わり目は災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられていたため、
この日に水辺で穢れを祓う習慣があったのだそうです。
この上巳節が遣唐使によって日本に伝えられ、禊の神事と結びつき、
武家社会に広がり、5月5日の「端午の節句」が男の子の節句であるのに対し、
3月3日は女の子の節句となり、定着していったと言われています。
現代の「ひな祭り」といえば、
ひな人形や桃の花を飾り、ひなあられや菱餅、甘酒をいただいたり、
晩ごはんにちらし寿司やはまぐりのお吸い物を食べたりと・・・
ご家庭によって様々なお祝いを考えていらっしゃることと思います。
そして今日、ちかよさんも一足早く
ひな祭り体験をして来ました!!
京都市左京区にある
"創業安政3年、茶懐石・京料理の下鴨茶寮"では、
今日「第24回 雛祭り茶会」が開催されました。
この「雛祭り茶会」は、太平洋戦争のさなかに
青春時代を送られた下鴨茶寮の先代社長「佐治政子」さんが、
"ひな祭りをいつまでも楽しめる世の中に"という
平和への願いを込めて、昭和63年から
「裏千家学生茶道研究会」主催で開催されています。
ひな祭りの主役はもちろん女性!
ということで、この「雛祭り茶会」も
「裏千家学生茶道研究会」の
男子学生のみなさんが亭主となり、
ご招待されたゲストの方々と、
女性の方にお茶を振る舞い、
もてなしてくださいました。
そして今日は、「裏千家学生茶道研究会」
評議員長 京都産業大学の
中村優里さんに色々お話を伺いました!
今回ゲストとして招かれていたのは、京都府内の高等学校茶道部が加盟する団体
「京都府高等学校芸術文化連盟茶道部門部」のみなさん。
点心席では、下鴨茶寮オリジナル「ひな膳」が振舞われていました。
見た目も、味も美味しい、まさにお祝いの席に相応しいお膳ですね~。
お茶席の最後には、参加された方々に「おもたせ」も配られていました!!
今回この「雛祭り茶会」を体験することで、
「雛祭り」などの季節の風景や、春の息吹、そして京都の「おもてなし」の心を
感じることが出来ました。
みなさんもぜひ、「下鴨茶寮」という京都ならではの空間で、
京都の四季を感じてみてはいかがでしょう?