京都音楽博覧会2017 in 梅小路公園SPECIAL LIVE REPORT vol.5
【LIVE REPORT;FINALE)】
生歌謡ショーが終了した頃には、
辺りはすっかり暗くなり少し肌寒い風も出てきていた。
司会の方に呼び込まれ、再びくるりの3人がステージに登場し、
観客への感謝を述べる。
「来年も会いましょうというと、馴れ合いみたいになって嫌だけど、
でもまた会いましょう」という岸田さんのMCの後、
くるりの3人と京都音博フィルハーモニー管弦楽団の編成で
最後に演奏されたのは「宿はなし」。
オレンジ色の照明をバックに、ドラム無しの編成と管弦楽のアレンジが、
今日一日たくさんの音楽を浴びた心に沁み渡る。
今年の大きなコンセプトは“生”歌謡ショーということだったが、
管弦楽団のアレンジを全て手掛けた岸田さんの音楽家としての気概が感じられ、
またそれに応えるバックバンドと管弦楽団のみなさんの演奏も素晴らしく、
そしてもちろん各出演者の歌も本当に素晴らしく、
良いものを観たぞ!と心の底から思えるフェスだった。
REPORTER;京都市 やる気元気(20代・男性)
岸田さんの、11年目は今までとはがらっと違うものにしたかったという言葉が
印象に残りました。
京都音博のために結成された特別編成バンドの演奏は、
音楽そのものの良さを感じることができました。
フィナーレの「宿のはなし」では、京都音博フィルハーモニー管弦楽団の美しい演奏と、
岸田さんの優しい歌声に、胸がいっぱいになりました。
REPORTER;ぴーたん(20代・女性)
素晴らしい一日でした。
これまでのオンパクに見られた世界各国の音楽が楽しめる
「音楽博覧会」の特色はそのままに、
日本ならではの「歌謡曲」を大きなステージで存分に味わえるという
本当に贅沢な一日でした。
タイムテーブルには書かれていなかった、
ラストの「くるり」による「宿はなし」も良かった。
「暮れゆく夕凪を眺めれば
飛び石のほら真ん中で
笑う顔泣く顔日も暮れた」
という歌詞に描かれた情景が、ジンワリ胸にしみた。
秋風を感じながら、ゆったりと音楽を楽しんだ、
本当に素晴らしい一日でした。
REPORTER;大阪市 みどり(30代・女性)