11/28 毎月最終火曜日限定コーナー【Confidence Care Support】

2023.11.28

毎月最終火曜日限定コーナー【Confidence Care Support】

京都市西京区にある総合病院「西京都病院」の先生をお迎えして

西京都病院の取り組みや

私たちが生活をする上で気を付けたい「健康相談」の話題をご紹介します。

創立50年以上の歴史ある西京都病院は 今年3月に 新築移転。

現在は 透析、整形外科、在宅、消化器疾患に力を入れています。

 

第4回は

「西京都病院」から、「外科」と「訪問診療」を担当されています、

 東口貴之先生をお迎えしましたので「訪問診療」についてお話を伺いました。

 

「訪問診療」は、これからの医療でとても重要になるそうです。

というのも、2025年には一番人口の多い世代、いわゆる「団塊の世代」が75歳以上になります。

ご高齢になると、一人では通院できない方も増えてきます。

そこで、在宅療養を支える「訪問診療」が注目されるようになってきました。

 

「訪問診療」のメリットとしては

複数の疾患により複数の主治医が存在し、複数の外来に通院されている方が多い中、

「訪問診療」は、それらを一本化することができるんです。

基本的に「訪問診療医」が主治医となるため、処方薬も、ひとつの調剤薬局が担当されることになります。

処方薬同士の相性の悪さにも気を配り、主治医に何かあれば、直ちに報告してもらえます。

密に連携できるのは調剤薬局だけではなく、

医師より身近に、医療サービスを提供する訪問看護ステーションとも連携します。

また、介護領域の中心的な役割を担う、ケアマネジャーとも連携します。

 

「訪問診療をするお医者さんの役割」について。

現在の医療では、糖尿病、高血圧症、認知症などの、

高齢者医療の領域でみられる疾患の多くは「治る」ことを目標とはできず、

「維持」あるいは「進行を遅らせる」ことが、訪問診療の目標となります。

つまり、「治す」ことが目標ではないため、

糖尿病などの専門外の領域においても、医療者としてかかわることができる。

そういう意味で 訪問診療医師は言わば「治せない医者」です。

と先生はおっしゃっていました。

 

これからの世の中は、病気を「治せない医者」である、

訪問診療医師の役割が大きくなってくるともおっしゃっていました。

主治医として存在し、書類や直接、相談しあうことで、

他の職種と連携しご病気を治すことなく安定した日常生活に貢献する。

ぜひとも「治せない医者」である訪問診療医師をご利用ください。

とのことでした。

おひとりで通院ができない方は、訪問診療の対象です。

「西京都病院」の電話番号に直接お電話していただくか、

ご自分の担当ケアマネジャーに、「西京都病院の訪問診療を希望する」と、お伝えください。

 

地域に認知され、信頼される病院を目指す「西京都病院」は

京都市西京区にある総合病院です。

およそ80台の駐車場があるので、お車での通院も可能。

また「阪急桂駅」「JR桂駅」からの送迎も行われています。

その他詳しくは ホームページをご覧ください。

西京都病院 https://hospynkh.jp/

西京都病院 電話番号 075-381-5166

Confidence Care Support 次回は 12月26日(火)です。

 

 

 

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