6/21 Meets the Kyoto
今日は舞鶴市の『肉じゃが』をご紹介します。
京都府の北部に位置する舞鶴市は、海軍ゆかりの港町、
そして「肉じゃが発祥の地」として知られています。
肉じゃがの誕生は明治34年、海軍・舞鶴鎮守府の初代長官として赴任してきた東郷平八郎が、
イギリスで食べた大好物のビーフシチューを
料理長に命じて作らせたことがきっかけとなっています。
命じられたものの、当時の舞鶴にワインやバターなどは無く、
料理長は、しょう油や砂糖などを代用しました。
そうして出来上がったものが・・・
ビーフシチューとは似ても似つかないメニュー、
のちに“肉じゃが”として愛される料理の誕生となりました。
全国でも舞鶴にしか残っていない「海軍 割烹術参考書」という、
旧日本海軍が調理担当隊員を育成するための教科書には
“甘煮”として書かれています。
「肉じゃが」は東郷が求めた味ではありませんでしたが、とても美味しく、
栄養価も高いため 軍艦での食事 として全国に広まり、
やがて、それぞれの家庭に伝えられました。
今では“おふくろの味”としてすっかり定着していますね。
舞鶴市の各地域では、この“元祖肉じゃが”を広めるため、
飲食店とのコラボ商品の販売やイベントの開催、
さらに『まいづる肉じゃがフィーバー』という
“肉じゃがソング”も誕生し
たくさんの“肉じゃがグッズ”が販売されています。
ぜひ、肉じゃが発祥の地・舞鶴で
“元祖肉じゃが”を味わってみてください。
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京都府からのお知らせです。
京都府の畑や田んぼでイノシシやシカなどによる農作物被害が
大きな問題となっています。
増えすぎたシカやイノシシを適正に管理するには、
狩猟や有害鳥獣を捕獲する狩猟者が必要です。
地域の田畑を守るため、また、人と野生鳥獣の適切な関係を築くため
狩猟免許を取得し、捕獲に参加してみませんか。
狩猟免許の試験は、今年度4回の実施を予定しており、
筆記試験、適性試験、技能試験を行います。
有料の事前講習会も府内で開催されますので、
ご興味のある方は是非チャレンジしてみて下さい。
(問)京都府 農林水産部 農村振興課【電話】075-414-5022