3/27 Meets the Kyoto
今日は精華町の「来迎寺」をご紹介します。
京都府の南西、奈良県との県境に位置する精華町。
この街に鎮座する「来迎寺」は、悲しい逸話が伝わるお寺です。
天平勝宝元年(749年)に創建されたとされる「来迎寺」。
コチラには、近松門左衛門の晩年の作品『心中宵庚申』の主人公、
お千代と半兵衛の墓石があります。
『心中宵庚申』は、八百屋の養子・半兵衛が
妻のお千代と義理の母との関係に思い悩み、
夫婦で心中するという近松門左衛門の代表作品で、
実際に大阪で起こった事件を元に書かれた作品です。
作品には書かれていませんが、娘夫婦を哀れに思ったお千代の父が、
実家近くの「来迎寺」に墓石を建て、永代供養を行ったとされています。
静かで落ち着いた雰囲気の境内には、
お寺のシンボル的存在になっている大きなクスノキがあり、
まるでこの二人を見守るようにそびえ立っています。
来世でまた再会することを誓った二人の愛、
そして親子の愛に思いを馳せながら
「来迎寺」へ訪れてみてはいかがでしょうか。
(問)【来迎寺】電話 0774-94-2149
Meets the Kyotoインフォメーション>>>>>>>>>>>>>
この4月から1年間にわたって多彩なプログラムを展開し、
宇治茶の魅力を発信する「お茶の京都博」。
そのオープニングイベントとして、桜の名所“背割提”で
お花見を楽しみながらの茶会「さくら茶会」が開催されます。
当日は、「お茶の京都博」の開幕宣言をはじめ、
ステージイベントや1万人の宇治茶BARなど、
盛りだくさんの内容で行われます。
お茶の京都博オープニングイベント「さくら茶会」
日時:4月1日(土)、2日(日)
時間:10時~16時
八幡市の淀川河川公園背割堤を会場に行われます。
無料の駐車場をご用意していますが、
混雑が予想されるため、公共交通機関のご利用をおすすめします。
また期間中は、JR山崎駅や阪急西山天王山駅などから
無料周遊バスが運行されますので、
ぜひご利用のうえお出かけください。
(問)「京都府 企画理事付」電話 075-414-4529