8/26 Meets the Kyoto
「第16回古典の日朗読コンテスト」
今年は、大河ドラマ「光る君へ」の放送もあり、
改めて、平安時代の文学への関心が高まっていますが、
当時、物語を広める方法として一般的だったのは、「朗読」。
声に出して読むことで、日本語の美しい表現、豊かな物語世界を伝えていました。
これからの時代を担う若い世代にも、
朗読を通して、古典の素晴らしさを実感してもらいたいと、
11月1日の「古典の日」を広めるために活動している「古典の日推進委員会」では、
毎年、古典文学に特化した『朗読コンテスト』を実施しています。
「第16回古典の日朗読コンテスト」の課題作品は、
『源氏物語』の、「桐壷」・「若菜」・「浮舟」のいずれかの章、
または『枕草子』の、「春はあけぼの」・「にくきもの」のいずれかで、
7月末の締め切りまでに、
多くの皆さんに朗読の音声データを応募していただきました。
11月16日(土)には、
一次・二次審査を通過し最終審査に残った14名前後が、
京都市上京区の「金剛能楽堂」で公開審査会にのぞみ、
観客を前にしての朗読に挑戦します。
参加者が自らの声でどのような「古典の世界」を表現してくれるのか、
みなさんも会場でお聞きになってみませんか?
公開審査会は、午後1時から4時ごろまで。
コンテストの後には「天台声明」の鑑賞もあります。
入場は、500円です。
参加をご希望される方は、「古典の日」のホームページをご確認ください。
締め切りは、9月4日(水)となっています。


平野聡
空井 仁美
田村淳一