4/4 Meets the Kyoto

2016.04.04

「宇治・十帖 散策コース」
宇治市は京都府南部の山城地域に位置し、平等院、宇治上神社などの
世界遺産や宇治茶などの特産品で知られる京都を代表する観光地の1つです。

そんな宇治市は紫式部の「源氏物語」にとてもゆかりのある場所。

「源氏物語」は最近ではスマートフォンのゲームアプリになったり、
英語で翻訳され世界中で読まれたりしていて、
世代や国を超えて愛される日本の古典文学になっています。全部で五十四帖。
主人公の光源氏が亡くなった後、息子の薫の君を主人公にして、舞台は宇治に移ります。
この最後の部分の十帖は『宇治・十帖』と呼ばれています。

現在、宇治市には源氏物語の『宇治・十帖』に登場する
女性にちなんだ場所に石碑を立てた古跡がいくつかあります。
それらの「源氏物語」のルーツとなっている古跡は、今では宇治観光の散策コースとなっています。

この「宇治・十帖 散策コース」は、京阪宇治線宇治駅横にある
「東屋観音」をスタートし、彼方神社、三室戸寺、橋姫神社、
宇治神社などを巡って、宇治橋までという4.5キロの散策コース。
それぞれの古跡のポイントにはその場所にちなんだ『宇治・十帖』の物語の一節が
書かれた札が建てられていて、物語を楽しみながら散策できるコースになっています。
また、所々で『宇治・十帖』の物語の場面をモチーフにしたモニュメントにも出会うことができ、
ゴールの宇治橋西詰では紫式部の像がお出迎えしてくれます。

このコースには含まれていませんが、途中の宇治神社の近くには
世界唯一の源氏物語に関するミュージアム「源氏物語ミュージアム」もあります。
「源氏物語ミュージアム」では、源氏物語の魅力やあらすじを
映像で紹介していたり、「源氏物語」にちなんだ華やかな展示物もあります。
また、『宇治・十帖』物語シアターという実物大のセットを利用した
臨場感あふれるコーナーもあり、初めて宇治十帖に接する方にも
わかりやすくあらすじや登場人物が紹介されています。

これからの気持ちの良い季節、宇治で自然を感じながら
「源氏物語」の世界、1000年前の京都に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

今日ご紹介した「宇治・十帖 散策コース」について詳しくは、
宇治市観光センター TEL 0774-23-3334 までお問い合わせ下さい。

京都府広報課インフォメーション>>>
京都府立植物園では春の桜イベントが開催中です。

「桜ライトアップ2016」
桜林エリアにおいて、ソメイヨシノやヤエベニシダレなど、約250本の桜をライトアップ。

期間:開催中~4月10日(日)
時間:日没~21:00 ※入園は20時まで。

☆京都府立植物園では、4月11日~5月31日までの期間、
 開園時間を18:30まで延長します。
☆4月15日(金)~4月20日(日)の期間は、
 植物園の樹木医が夕暮れに染まる中、
 園内の桜を楽しむことができる「たそがれ・桜・そぞろ歩き」が開催。
詳しくは京都府立植物園 TEL 075-701-0141 まで。

京都府ホームページ>>> http://www.pref.kyoto.jp/

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