KYOTO BLEND!!
2009.07.07
昨日は「京都地主神社」の「恋愛成就 七夕まつり」をご紹介しましたが、
今日は千本ゑんま堂の「風祭り」をご紹介します!!
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千本ゑんま堂、正しくは「引接寺」と言い高野山真言宗に属するお寺。
開基は平安時代の歌人・学者として「小野小町」の祖父として知られる「小野篁」で、
「篁」は現世と冥土を行き来し、閻魔大王とも交流していたという伝承ある人物なんです。
こちらが、「小野篁」!!
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この「風祭り」は、風になった「篁」の姿は見えなくとも、
夜風の涼しさを肌で、風の韻を風鈴で、
風の薫りと流れを香で感じながら、夏の夜に遥か平安への思いを馳せる祭です。
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千本ゑんま堂では、痛んだり壊れてしまった風鈴や、
使用されずに埋もれている風鈴を集め、
供養する風鈴供養会が行われています。
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吊るされているこの風鈴は、住職さんのコレクションだそうです!!
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毎年7月「風祭り」の季節になると、
千本ゑんま堂では「篁」が閻魔大王の元へ赴く時間帯に、
本堂を公開し、本尊閻魔法王像を特別公開しています!!
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古来、七夕の夜、梶の葉に墨で恋歌を書き、
たらいに浮かべて月を映すとその恋は成就すると言い伝えられていました。
これが現在の笹に短冊を吊るす原点とも言われています。
「風祭り」の期間中、ゑんま堂では「梶の葉祈願」が行われています。
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千本ゑんま堂 夏の夜間特別拝観「風祭り」は7月16日まで。
夕方6時30分から受付開始、6時40分から参拝開始です。
参加料は、大人1000円、中学生以下は600円。
風鈴供養会は7月16日、夕方6時30分より、本堂にて行われます。
千本ゑんま堂・引接寺へのアクセスは・・・
京都市バス「千本鞍馬口」下車、南へ徒歩すぐ、もしくは「乾隆校前」下車、北へ徒歩すぐ。
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