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レコメンKYOTO!不便益

Kyoto Weekly

2020.01.06

おでんの美味しい季節ですが、最近はほぼ年中、おでんを販売していたコンビニエンスストアで、販売を中止、もしくは縮小する動きが広がっています。販売や衛生管理に手間がかかる・・と売り手の側で敬遠する動きが出ているようです。「食品ロス削減」の考えも背景にあるといいます。同じコンビニに関してですと、最近は人手不足などを背景に「24時間営業の見直し」をするところが増え、元日には実験的に店舗休業を実施するところもありました。いつ行っても開いているのが当たり前だった「コンビニ」が、休業や時短営業を行うことで「不便」を感じることも多いかもしれませんが、「不便なこと」は何も悪いことばかりではありません。京都大学特定教授の川上浩司さんは「不便」であることによって得られるメリットのことを「不便益」と呼び、この「不便益」について研究しています。例えば、川上さんがデザインしたものに同じ道を何度も通ると地図がかすれて消えていくカーナビがあります。地図が消えて見えなくなるのは「不便」ですが、それによって道を覚えることができます。また、川上さんがデザインした代表的なものに「素数ものさし」があります。こちらは 目盛りが「2、3、5、7」など「素数」しかないので、非常に不便なんですが、計算をしなければならない分、「頭の体操」にもつながります。不便がもたらすメリット「不便益」。
コンビニが時短営業に踏み切る時代、この発想の転換が暮らしのヒントになるかも?

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