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今週のレコメンKYOTO!京都雑学事典

Kyoto Weekly

2019.06.24

少し前にどこかの古本市で昭和52年に出版された『京都雑学事典』なる文庫本を購入しました。タイトルの通り、京都の雑学が掲載されているのですが、なにせ42年前のことですから、当時 正しかった情報が いま見ると「??」となることがけっこうあります。わかりやすいところでいうと「祇園祭」。7月17日に山鉾巡行が行われ、29基の山と鉾が巡行する・・と書いてありますが、まず現在は「前祭」と「後祭」に分かれているため、7月17日に全ての山と鉾が巡行するわけではない・・というのが一つ。そして、山と鉾の数が「29基」ではなく いまは全部で「33基」巡行します。差の「4基」は「綾傘鉾」「四条傘鉾」「蟷螂山」「大船鉾」。いずれも昭和52年以降に巡行に加わりました。「大船鉾」は比較的最近(平成28年)復活を果たしたので、記憶に新しいですが、「綾傘鉾」「四条傘鉾」「蟷螂山」も 復活したのは昭和52年以降なんですね。私は たかだか20年前に京都にやってきた者ですから、その時点で存在していたものはすべて室町時代頃から存在していたんだと思っておりましたが、考えてみれば、そんなわけはないのです。山も鉾も 祇園祭はすべて、ずっと「現在進行形」なのです。毎年同じように見えて、毎年アップデートされているのです。そんな当たり前のことに改めて気づかせてくれたのが昭和52年出版の『京都雑学事典』。古い雑学が新しい知識を生んでくれました。

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