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今週のレコメンKYOTO!花火と清浄華院

Kyoto Weekly

2018.08.13

今年も各地で花火大会が開催されました。これから開催のところもありますね。ところで皆さん。花火って、いったい日本ではいつ頃に広まったと思いますか?先日の「朝日新聞」に「花火の歴史」に関する記事がありました。記事によりますと、いまのような「おもちゃ花火」や、「観賞用の花火」が登場したのは江戸時代に入ってからなんだそうです。1613年に「徳川家康」が鑑賞したとか、それよりも前に「伊達政宗」が見た、といった記録が残されています。
ただ・・
日本最古の花火の記録は・・といいますと、1447年にさかのぼります。1447年といいますと、「応仁の乱」よりも20年も前です。しかも、この「記録上最古の花火」が行われたのは ここ京都!!上京区にある「清浄華院」だといわれています。室町時代の公卿「万里小路時房」が書いた『建内記』という日記のなかに、当時、「清浄華院」で行われた花火のことが出てくるんだそうです。1447年、「清浄華院」では3月の7日間、特別な法要が行われていました。ある日のこと、法要が終わった後、夜の時間帯に、「唐人」・・つまり、中国の人がお寺にやってきて、お庭で「風流事」を行ったと書かれています。「風流」というのは「人目を驚かすための飾りや演出」を意味しますが、どうやら、この「風流事」というのが「花火」のことだったらしいんです。日記を読みすすめていくと、「風流事」について詳しく説明されていて、これが「噴射式の花火」や「手持ち花火」、「導線付きのロケット」や「爆竹」「ネズミ花火」を連想させる描写があります。日記を書いた「万里小路時房」は これを見て、「希代之火術也」と驚き、唐人に褒美を与えています。「希代之火術」、今年もあと1回くらいは楽しみたいものです。

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