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今週のレコメンKYOTO!六道まいり

Kyoto Weekly

2018.08.06

8月7日から10日までは「六道さん」の名前でも親しまれている「六道珍皇寺」の「六道まいり」です。
「六道珍皇寺」のあるあたりは かつて、鳥辺野へ死者を葬送するための場所だったため、「この世とあの世の境」とされていました。(余談ですが、「〇〇野」という地名は、かつて、葬送地だった場所に多いそうです。「化野」「蓮台野」etc・・)
「六道」とは「地獄道」「餓鬼道」「畜生道」「修羅道」「人道」「天道」のこと。人は因果応報によって、死後はこの六道を輪廻転生するといいます。本堂の裏にある井戸は、昼は嵯峨天皇に仕え、夜は閻魔大王に出仕したという小野篁さんが閻魔さんの元へ通った入口だったそうです。篁さんは いつ寝ていたのでしょうか。。
さて、「六道まいり」ではご先祖様の精霊をこの世に呼び戻すため、「迎え鐘」を撞く参拝者の方で境内がおおいに賑わいます。「六道まいり」には作法があり、

  • 境内参道で「高野槙」を買う。
  • 本堂前で故人の戒名を水塔婆に書いてもらう。
  • 迎え鐘を撞く。
  • 本尊の薬師如来様にお参りをし、ご先祖様の精霊が無事にお家にお戻りになるようお願いをする。
  • 水塔婆を線香で浄める。
  • 境内にある「賽の河原」と呼ばれる場所で、水塔婆を水向け用の桶に納め、高野槙の穂先で水塔婆を湿らせる「水回向」を行う。

このあと、お参りから帰ったあとの作法なんかもあります。昨年、この作法について読み、私は ミーハーな気持ちで来るなよ・・と言われているような気がしました。青空の下、境内には参拝者の撞く迎え鐘の音が鳴り響いていました。
ちなみに8月7日~8月10日といえば、五条坂陶器まつりの期間と同じですが、それもそのはず。もともと陶器まつりは「六道まいり」に全国から訪れる方たちに向けて、五条坂の窯元の皆さんが、普段なら販売できない焼き物をリーズナブルに販売するいわば「アウトレット陶器市」を大正9年に行ったのが始まりです。由来を知ると「六道さん」にもお参りしたくなるものです。

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