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今週のレコメンKYOTO!千本ゑんま堂 風まつり

Kyoto Weekly

2018.07.09

夏本番。耳で「涼」を感じることができる夏の風物詩といえば「風鈴」。千本寺之内上ルにある「千本ゑんま堂」では今月から「風まつり」が行われています。風に乗って、この世とあの世を行き来したという「小野篁」を偲ぶ催しです。
本尊として「閻魔法王」を祀る「千本ゑんま堂」は、「小野篁」が開いたお寺です。「小野篁」は昼間は宮中に赴き、夜は あの世で閻魔様に仕えたといわれています。このとき、篁は 閻魔様に 亡きご先祖様をこの世へお迎えして供養する「精霊迎えの法」を授かりました。「精霊迎えの法」を伝える場所として、篁が自ら、閻魔法王の姿を刻んで、建立したのが「千本ゑんま堂」です。
「千本ゑんま堂」のあるあたりは、古くは 死者を葬る「葬送地」の入り口にあたり、亡きがらを葬った際に建立された石仏や卒塔婆が無数にあったことから、「千本」という地名、通り名が残ったともいわれています。7月15日まで開催される「風まつり」では期間中、本堂前や内部に風鈴が吊るされて、リンリンという音が、猛暑に一服の涼を運んでくれます。通常の拝観時間は夕方5時までですが、前日5時までに予約をしておくと、夜間の特別拝観ができます。特別拝観では 風鈴の音が心地いい本堂の中で、梶の葉に願い事を書いたあと、奥の閻魔堂に案内していただき、閻魔法王の御祈祷を受けることができます。
また、お香の香りを聞き分ける「門香」を体験することもできます。繰り返しますが、夜間特別拝観は“事前予約制”です。予約せずに夜の時間にお参りしても、本堂は閉まっていますのでご注意ください。どうしてこんなにしつこく書くのかといえば、私が一度、予約せずに行ったことがあるからです。失敗は人を成長させますね。

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