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今週のレコメンKYOTO!梅干し食べたい

Kyoto Weekly

2018.07.02

季節は梅雨。蒸し暑い日が続いています。食欲も減退しがちなこの頃ですが、そんな季節の強い味方が「梅干し」です。熟した梅で作る梅干しは 血の毒、水の毒、食の毒・・
この三つの毒を断つとされ、古くから日本人の健康を支えてきました。「梅干し」と聞いただけで自動的に唾液が出てしまいますが、これは『パブロフの犬』で有名な、条件反射ですよね。唾液は、口や胃の粘膜を刺激の強い食品から守るために出るといわれていて、とくに塩味と酸味に反応します。その両方を兼ね備えている梅干しは、レモンの倍もの唾液量を分泌させるんだそうです。梅のこの作用は古くから知られていたようで、中国の歴史物語『三国志』にも、一つ、梅で喉の渇きを癒したエピソードがあります。炎天下、行軍していて、喉がカラカラになった兵士に対して、大将(曹操)が「この先に行けば、小梅の熟した梅林がある。それを思う存分食べて渇きを癒せ」とウソをついて進むうち、兵士は皆、口の中に唾液が出て、喉の渇きを忘れることができたといわれています。子供の頃、このエピソードを初めて聞かされたときから、ずっと感じている疑問をここで吐き出してもよいですか?
兵士たちに喉の渇きを忘れさせることができたのはいいとして、結局、「この先」に「小梅の熟した梅林」はなかったわけですよね。梅林が無いと知った兵士たちをどうやって納得させたのでしょうか。その術のほうが、現代社会には役立つように思います。それとも、都合の悪い結果になったから、文書が残されていないのでしょうか。ひょっとしたら、破棄したはずの文書がどこかから出てくる・・なんてことはないですかね。さすがに2000年近く前の文書は出てきませんかね。
話しを梅干しに戻します。梅干しが酸っぱいのはクエン酸が多く含まれているからなんですが、クエン酸は 疲れを癒し、食中毒を予防し、乗り物酔いの防止作用も期待できるとされています。梅干しは「日の丸弁当」など、お弁当に入れる定番のおかずでもありますが、これは とても理にかなった昔ながらの智恵でもあるわけです。ただ、なんでもそうですが、食べすぎはよくありません。塩分の摂り過ぎにはくれぐれもご注意ください。“いい塩梅(あんばい)で”ということですかね。京都と関係のない話でごめんなさい。

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