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今週のレコメンKYOTO!菅大臣神社例祭

Kyoto Weekly

2018.05.07

京都に縁のある歴史上の人物のなかには謎の多い偉人もけっこういますが、代表的な人物の一人が菅原道真ではないでしょうか。京都には「道真誕生の地」がいくつもあります。道真はひょっとして一人ではなかったんでしょうか。そんな想像をするのも楽しいものです。
さて、そんな「道真誕生の地」の“一つ”に仏光寺通り新町西入ル、菅大臣町に「菅大臣神社」があります。2010年の朝日新聞の記事によると、菅直人さんが首相になる前に参拝したことがあるそうです。参拝は2003年秋。民主党代表として臨んだ衆院選直前の必勝祈願と、当選後に奥様とともに「お忍び」で訪れたお礼参りだったといいます。神社のある場所はもともと、道真さんの邸宅や学問所の跡で、道真さんの産湯に使ったとされる井戸が残されています。道真公といえば、無類の梅好きとして知られていて、「東風吹かば にほひおこせよ梅の花主なしとて春なわすれそ」と詠まれた和歌があまりにも有名です。道真さんは 平安京で藤原時平さんとの政権争いに敗れて、遠く大宰府へ”都落ち“することになりました。このとき、こよなく愛していた梅の木との別れを惜しんでこの歌を詠みました。
ご主人を慕う梅の木は 一夜で大宰府に飛んでいったとされています。この「飛梅」があったのも、「菅大臣神社」なんです。ただ、似たようなお話は他の神社にも残されています。ひょっとしたら飛んでいった梅の木も一本ではなかったのかもしれませんね。
そんな「菅大臣神社」では5月12日(土)と13日(日)、菅原道真公を偲び、、献茶式、観音供養、山伏お練り、茶会、例祭、茂山千五郎社中による奉納狂言などが行われます。由緒や歴史を調べてみると愛着がわくものですね。菅でもなければ首相になる予定もありませんが、今年はお参りしてみようかしら。なにせ「学問の神様」ですから。

 

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