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今週のレコメンKYOTO!六角堂夜の特別拝観

Kyoto Weekly

2018.04.09

α-STATIONのある四条烏丸界隈はいわゆるビジネス街ですが、そんななかにも、お寺や神社があちこちに点在しています。清水寺あたりの石畳の道や、嵐山の雄大な景色を背景にした渡月橋などはもちろんですが、この“街中に突如現れる神社仏閣”というのも、京都らしい風景といえるのではないでしょうか。そんな四条烏丸界隈のお寺の一つに六角堂があります。烏丸六角東入ルにある六角堂。正しくは紫雲山頂法寺といいます。聖徳太子が建立した歴史の古いお寺で、西国三十三所の第18番札所でもあります。本堂が六角形なので「六角堂」と呼ばれています。かつては祇園祭の「くじ取式」が行われていました。(現在は京都市役所)境内には“京都の中心”といわれる「へそ石」があります。これは もともと門前の六角通りにあったものを、明治時代初期に門内へ移したものです。平安京の造営の際、本堂の位置に道を通すため、お祈りをしたところ、お堂が少し北の現在地へ移動したんですが、もとの位置にこの石だけ、残ったと言い伝えられています。本堂前の柳の木にも逸話があります。平安時代初期、妃になる女性を探していた嵯峨天皇の夢枕に六角堂の如意輪観音様が現れ、「六角堂の柳の下を見てみなさい」とお告げを受けました。人を使わせてみると、柳の下には絶世の美女がいたため、嵯峨天皇は直ちに妃として迎えたそうです。この言い伝えから、「六角堂の柳に願をかけると良縁に恵まれる」と噂が広がり、”縁結びの柳“と呼ばれるようになりました。境内にある池の中にある石でできた井筒は、聖徳太子が沐浴をした場所だといわれています。太子はここにあった池に入って身を清めていたんだそうです。その池の畔の位置に僧侶の住まい(住坊)が建てられました。「池」の畔の住「坊」なので「池坊」。室町時代、六角堂の僧侶「池坊専慶」は武士に招かれて花を挿し、京都の人々の間で評判となりました。ここに日本独自の文化として「いけばな」が成立したわけです。六角堂は「いけばな発祥の地」でもあります。そんな六角堂では4月13日(金)~15日(日)、夜の特別拝観が実施されます。境内に配置された灯籠に明かりが灯され、柔らかな光が浮かび上がります。優しい光に包まれた荘厳な六角堂の姿を見ることができるのは、1年のうちこの3日間だけです。隣接する池坊会館では、「春のいけばな展」も行われ、全国の華道家の作品約1000点を鑑賞することができます。いけばな発祥の地 六角堂 夜の特別拝観、春の夜を幻想的に染め上げる和空間をお楽しみください。

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