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今週のレコメンKYOTO!光琳の梅

Kyoto Weekly

2018.03.05

いきなり「裏事情」を書くのは申し訳ないような気もするのですが、このコラムは毎回、「概ね1週間前」が締め切りになっています。故に、3月5日週に はたして梅の花がどのくらい咲いているのか?もう見ごろは過ぎてしまっているのか?わかりかねるのですが、梅のお話をしてみたいと思います。もうこぼれてしまっていたらごめんなさい。

京都の梅の名所といえば、「北野天満宮」や「京都府立植物園」、近頃は「猫神社」としても有名な「梅宮大社」、「城南宮」などの名前が挙げられますが、「下鴨神社」にも、境内を流れる「御手洗川」に架かる「輪橋」のたもとに「光琳の梅」と名付けられた梅の木があります。

「光琳」というのは江戸時代の画家「尾形光琳」のことです。“琳派”を発展させた人物としてよく知られていますね。“琳派”の“琳”は「尾形光琳」の“琳”です。その「尾形光琳」の代表作として、国宝にも指定されている「紅白梅図屏風」がありますが、この屏風絵に描かれている梅のモデルとなったのが、「光琳の梅」だと伝えられています。「光琳の梅」は 濃いめのピンク色が特徴。“梅林”ではないので、何本も観られるわけではありませんが、その美しさは ほかの名所にヒケをとりません。“琳派芸術”を発展させた「尾形光琳」の目にとまったのも納得です。まだ見ごろが続いているようであれば、是非皆さん、世界遺産「下鴨神社」の参拝がてら、「光琳の梅」を鑑賞してみてください。

余談ですが、「花の終わり」の表現は花によって異なります。
「梅」は「こぼれる」。
「桜」は「散る」。
「椿」は「落ちる」。
「朝顔」は「しぼむ」。
「菊」は「舞う」。
「牡丹」は「崩れる」。

日本語って美しい。

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